GPSからは1PPS(Pulse Per Second)という、非常に正確な1秒パルスを得ることができます。GPS受信モジュールはPPSをベースにして、マイコン等が使用できるように出力しています。GPS受信モジュールが出すPPSは精度が非常に高く、使用している「RXM-GPS-RM:Linx Technologeis社」のPPSの制度は ±11ns になっています。
周波数カウンタは、定周期のゲート信号(PPS信号等)の1周期間のパルスをカウントするタイプと、測定対象のパルス等の幅を測定し、その逆数から周波数を測定するタイプがあります。GC1100では前者の方式を採用しています。このため、1秒という比較的長い期間のパルスを測定するため、若干測定に時間がかかりますが、非常に高精度の測定が可能です。
GC1100の入力の仕様は以下の通りです。
- RF入力 分解能:1Hz、測定範囲:~1100MHz(T.B.D.)
- ロジック入力 分解能:1Hz、測定範囲:0~100MHz(T.B.D.)
- ゲート信号 GPSのPPS(±11ns),またはRTCの32767Hz(±2ppm)、ゲート信号は選択可能
- 周波数表示 OLED:10桁
- 電源 USB type-C
なお、RF入力にはプリスケーラを使用しているため、周波数のカウントの移動平均をすることで分解能を高くしています。